FAQ
よくある質問をまとめました。
その他のお問い合わせはこちらから気軽にお寄せください。
日本郵便の代金引換で発送されます。郵便局ドライバーにお支払いください。時間指定可能です。不在の場合は不在連絡票が投函されるので、再配達してもらうことが可能です。
同額です。
可能です。同額です。
すべてのメーカーに対応します。ナルト、ハイネッタ等も同額です。
強度の錆が発生しているハサミはお断りする場合があります。極端に古いもの、研いで使い続けることを前提として作られていないものなど、その他、メンテナンスに必要な加工が施せない理由があると、研げないことがあります。しかし、全体の総数からすると、研ぐことのできない状態はごく稀です。
緩衝材や新聞紙などで保護して郵送してください。
特に注意が必要なのは、輸送中にハサミが開いてしまうことがないようにすることです。美容ハサミ自体は外圧に対して堅牢ですが、少しでも開いた状態の時に衝撃が入ると刃に大きなダメージを受けてしまいます。こちらにハサミを送っていただく際は、レターパックを推奨しています。レターパックは郵便局やお近くのコンビニエンスストアでお求めいただけます。詳しくはこちらをご覧ください。
追加料金が発生するような作業が必要な場合は、必ず事前にご提案させていただきますので、ご安心ください。追加料金の発生は全体の総数に対して極めて稀です。当店では、ハサミを床に落としてしまって刃欠けしているような状態も、ほとんどが通常料金になります。
フォームを送信すると自動返信メールが送られます。このメールが届かない場合は、こちらからの返信が迷惑メールとして処理されているなどの理由が考えられます。
info@i-hasami.comを受信できるように設定してください。キャリアメールだとメールが排除されやすいようです。Gmailなどがおすすめです。
フォームやメールなどによる事前連絡手段は、ハサミの受け取りとメンテナンス、その後の返却までを円滑に進める目的で設けてあるシステムなので、必須ではありません。事前連絡無く「研ぎ依頼」と書いたメモを同封して送っていただいても、通常通りにメンテナンスして返却します。心配な方は当方に電話してみてください。
そのまま使うと酷くなるので、使用を停止し、研ぎに出してください。刃がかけていなくても、ハンドルが歪んだり、反りの調子が変わったりします。悩んだら相談してください。
OKです。使っていると開閉感は変化しますので、ユーザーが自身で常に最適な締め具合に調整できるのが理想です。セニングはややキツめが推奨です。どのハサミも、軽くなるからといって緩め過ぎると偏った摩耗を引き起こします。触点に注油して摩擦を緩和しながらお使いください。
洗ってゴミや油脂を除去してください。市販の速乾性パーツクリーナーで吹き飛ばしてもいいです。
そしてよく拭いてください。液滴を落とすのが目的です。
よく拭いてあるなら、注油はハサミの全身に施さなくても大丈夫です。触点内に注油してください。
錆びさせないためには、よく拭いて水分を落とすことが重要です。
ホームセンターで売ってある刃物油やミシンオイルでOKです。食用油は使わないでください。スタッフが多いならミシンオイルを大きめのボトルで購入して小分けして使うといいです。
ハサミは研ぐたびに少しずつ薄くなります。幅方向だけではなく、厚み方向にも薄くなります。ネジ回りを調整すると解決します。研ぎに出すときにその旨お伝えください。
予兆もなく突如として不調をきたしたのであれば、明確な理由があるはずです。
・ブレードとハンドルが一体でない組み合わせ式タイプ
→通常の大きなネジとは別に、ブレードとハンドルを固定している小さなネジがハサミの内側に見えると思います。このネジが緩むと正しく固定されなくなり噛み合わせがおかしくなる場合があります。この小さなネジはご自分で締め直すことができます(小さいドライバーを使います)。分からなかったら聞いてください。
・鋏の先端が閉じ切らなくなった / 閉じすぎて通り過ぎている
→ヒットポイントが飛び出してきているか、どこかに落としている可能性があります。ゴムタイプのヒットポイントを押し込んであるような場合、市販のアロンアルファなどを少しつけて入れてあげてください。接着剤が溢れたら固まる前に拭いてください。
全体的な傾向として以下のようなことが考えられます。
・返却されるまでの期間が長い(数週間などの単位もあり得る)
・誰が研いでいるかはわからない
・結果がまばらになることが多い
・個別の要望に対応しにくい
ただし、メーカーに関しては、自社製品をよく知っている技術者が適正な研ぎ代でメンテを行っているような場合もあると思います。むしろ、ハサミを購入する際にメンテナンスを含むアフターフォローをハサミ選びの判断材料にするのも、一つの選び方であると考えます。
プロ向けでないものだと難しいです。
プロ向けで、造りはいいのに、最終仕上げがいい加減な製品も多いので、その場合は研ぐと新品よりもよくなる可能性が高いです。
理美容シザーは刃元から切っ先にかけて微妙に反っています。ハサミを閉じた状態で、刃と刃の間を光にかざして見てみると、わずかに隙間が空いているのが確認できると思います。この湾曲が「反り(そり)」と呼ばれる要素です。「反り」は、刃と刃の接触を小さくしつつ切る力を先端に向かって集約する効果があります。「反り」はハサミを使い続けるうちに弱くなり、まっすぐの状態に戻ろうとします。また、使用中の条件によって反りの具合は歪み、最適なカーブが崩れていきます。ハサミにはハサミ自身が好む反り具合が存在していてそこに勝手に戻ろうとする力も存在します。
せっかくの高品質シザーも、反りを失ったら実力が激減してしまいます。それを正すのが「調整」です。
反りの調整を一切行わない研ぎ師も多いようですが、ハサミの実力を最大限に取り戻すならば、「研ぎ」と「調整」は一体の工程であり、切り離すことはできません。当工房のメンテナンスは、刃の研ぎに加えて反り調整も含めたものです。いずれもメンテナンス料金内で行います。
当方では、研ぎを依頼されたシザーそれぞれの最適な「反り」を見極め、1丁1丁修正を加えています。この微細な調整によってハサミ本来の構造を取り戻し、“最適な切れが長持ちする”状態を実現します。
二枚の刃のそれぞれが刃元から切っ先にかけてプロペラの羽ようにねじれた構造をしています。これが「ひねり」です。「ひねり」は二枚の刃の接触面積を小さくして切断力を高めるとともに、「反り」による力の作用を高めます。ひねりは製造時の裏スキで決定します。後から研ぎで変わることはありません。しっかりひねっていると構造の力で切ることが可能になります。調子で切れます。