左利きに関するご質問をよくいただくので、多くのレフティの方がハサミの運用で悩まれているのではないかと考えます。
一般的な研ぎ屋で左利き用ハサミの研ぎが高めに設定されているのは、構造の向きが異なることによって難易度が高まることが理由と考えられます。
左利き用ハサミの製造面では、研ぎと同様に構造の向きが異なることによって難易度が高まるため(加工の方向が反対になります)というのもありますが、それに加えて生産数が右利き用に比べ極めて少数であるためという理由もあります。
左右同額で研ぎを受け付けている所もあると思いますが、総合的に観るとやはりレフティは道具の面で制限されやすく、幾分か不利になってしまっているのがハサミの世界の現状です。もし、これから学校に通いながらハサミを使って勉強するというレフティの方でしたら、敢えて右手でハサミを使えるように慣らすという選択肢もあるかもしれません。その場合、器用な左手で毛髪を手に取って自在に誘導できるという利点があります。右利きの方が左手で髪を取るよりも立体的な掴み方が可能になるでしょう。
当店では、左利きでお悩みの方でもご利用しやすいよう、メンテナンスを同額に設定しております。