使っていると摩耗に応じて開閉は変化しますので、使用者自身で常に最適な締め具合に調整できるのが理想です。
特に研ぎ上がり直後は開閉の変化が速いので、適宜調整してください。
締めすぎると開閉が重いために手に負担がかかる上、刃同士が喧嘩してしまいます。一方、緩すぎれば偏摩耗やパクり、刃欠けの原因となります。
カットシザーの締め具合の大まかな目安として、刃を開いてハンドルから指を抜き、片方の刃を自重でストンと閉じさせたときに、2分目~5分目ほど刃が開いた状態で止まるくらいの締め具合が最適です。
セニングの場合は、カットシザーより少し強めに締める方が適切です。
本当はクシ刃はできるだけキツくして使った方がいいのですが、開閉が重くならない程度に調整してください。